2020年はこれまでの生活様式が一変した年となりました。
スポーツ業界においても状況は一変しました。各大会の中止や延期、無観客での試合の実施など、大きくその在り方が変化しています。コロナ禍においてスポーツを楽しむためには、感染予防のためのマナーを守ることが必要になってきています。
2019年の三菱UFJリサーチ&コンサルティングとマクロミルによる共同調査によると、プロ野球ファン人口は2,685万人とのデータがあります。このデータから分かるように、日本には多くのスポーツ観戦を楽しむ方がいます。これからも安心してスポーツ観戦を楽しむために、わたしたちは何をすべきなのでしょうか。
参考:リンク(三菱UFJリサーチ&コンサルティングとマクロミルによる共同調査)
このコラムでは、ウィズコロナにおいてスポーツ観戦を安全に楽しむためにできることをまとめました。
スポーツ観戦の現在の状況
2020年、新型コロナウイルスはスポーツにどのような影響を与えたのでしょうか。
2020年の開催予定に変更があった、国内のスポーツイベントをまとめました。
日本国内で実施される大会については、2020年5月に緊急事態宣言が解除されるまでほとんどのイベントは延期・中止に。その後、徐々に無観客試合や上限ありでの有観客試合の実施が行われるようになっていきました。
各スポーツ団体の対応は?
各スポーツ団体は、新型コロナウイルスに対応するための体制づくりが進められました。
例として、一般社団法人日本野球機構・公益社団法人 日本プロサッカーリーグは2020年3月に新型コロナウイルス対策連絡会議を設立しました。
(出所:NPB「「新型コロナウイルス対策連絡会議」の設立について」)
また、2020年5月以降には、スポーツ庁を主体に各スポーツ団体からのガイドラインが発表され、選手含む開催側の対策と観戦する来場者側の対策についても決まりが設けられました。
(出所:スポーツ庁「スポーツ関係の新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインについて」)
こういった体制づくりから決まりごと作成により、2020年から今日に至るまで、スポーツイベント開催には状況に合わせて大きく分けて3つの方法をとるようになっています。
- イベントの延期や中止
- 無観客試合の実施
- 上限ありの有観客試合の実施
これからの大規模なスポーツイベントの開催に向けて
いずれは、今までよりも有観客試合が実施されるようになり、本来のスポーツイベントの形に近づいていくことでしょう。
ですが、今現在(2021年1月)では大声での歓声・声援等が想定されるイベントは収容率50%以内に制限するように決められています。
(出所元:【令和2年12月28日時点版】厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」)
今は1人1人がきちんと新しいスポーツ観戦時のマナーを守ることが、スポーツを楽しむ上で大切です。
まずは感染リスクと観戦マナーについて改めて理解しましょう。
スポーツ観戦における感染症リスクは?
飛沫感染リスク
(引用)
飛沫感染とは、感染者の飛沫(くしゃみ、咳、つばなど)と一緒にウイルスが放出され、他の方がそのウイルスを口や鼻などから吸い込んで感染することを言います。
(出所元:【令和2年12月28日時点版】厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」
スポーツ観戦時における飛沫感染が起こりやすい行動は以下の3つが考えられます。
- 大声を出して応援をする
- 会話をする
- 観戦中に食事をする
そして、一般的な言葉になった三密、いわゆる『密閉』『密集』『密接』という3つの条件が重なることでより感染リスクは高まるとしています。
接触感染リスク
(引用)
接触感染とは、感染者がくしゃみや咳を手で押さえた後、その手で周りの物に触れるとウイルスがつきます。他の方がウイルスの付着したものを触り、その手で口や鼻に触れることにより粘膜から感染することを言います。WHOは、新型コロナウイルスは、プラスチックの表面では最大72時間、ボール紙では最大24時間生存することを発表しています。
(出所元:【令和2年12月28日時点版】厚生労働省「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)」)
スポーツ観戦時においても接触感染がおこりやすい行動は以下の2つが考えられます。
- 素手で他の人が触れたものに触る
- その手を洗わず、口・鼻・目に不用意に触る
スポーツ観戦では、座席、マスク、トイレ、グッズや飲食の購買時などさまざまな場所に触る可能性があります。
スポーツ観戦におけるルール・応援マナー
では、安全なスポーツ観戦をするにはどのような対策が必要でしょうか。ここでは一部例をご紹介します。
※これらの対策は2021年1月現在推奨されているものです。
スポーツ観戦時の対策ポイント
来場前の対策
まずは体調管理が大切です。少しでも体調不良を感じることがあれば、無理をせずに来場をやめるようにしましょう。事前に、観戦予定のスポーツ団体のガイドラインを確認することも大事です。ご自身の体調と照らし合わせてチェックしてみましょう。
また、観戦時の持ち物もこれまでとは異なりますので要確認です、マスク着用は必須となっているところが多いですので予備も含めて用意しましょう。(2021年1月5日現在)。他にも除菌ウェットティッシュや、アルコールジェルなど手指の除菌グッズなども必要に応じて用意しましょう。不特定多数の人が長時間1か所に滞在することになるため、用心するに越したことはありません。
当日、観戦会場まで移動するときにも密をなるべく避けましょう。開場時間が迫ると入場口やトイレは密になりやすいため、時間に余裕をもって行動するようにします。
観戦中の対策
観戦中はつい盛り上がって声が大きくなってしまったり、会話が増えやすくなりますが、飛沫感染のリスクが高まります。極力控えるようにするのがベストですが、声出しについては各スポーツ団体のガイドラインをまずしっかり確認しましょう。
大きな声で選手への声援を送りたいところですが、現在は『拍手』での応援が主流となります。
観戦中は熱気によりマスクの中が蒸れたり、汗をかいたりするかもしれません。タオルやハンカチで汗を拭ったりした場合にはそれらを振り回したり、はらったりしないようにしましょう。皮膚にウイルスが付着していた場合、タオルにウイルスが付着するリスクやほかの人に接触したときにタオルにウイルスが付着するリスクがあります。
観戦後の対策
観戦後は会場から一気に来場者が出るため会場の経路が密になりやすくなります。時間にゆとりをもって行動しましょう。
帰宅したらまず、家に入る前に服をはらいましょう。除菌スプレーを利用するのがよりおすすめです。ウイルスが服に付着してしまっていた場合に、なにより家にウイルスを持ちこまないことが大切になってきます。手洗いうがいとともに服や鞄も除菌する習慣を心掛けるようにしましょう。
漂白作用や金属の腐食作用がなく、安心して服やカバンに使用できる『安定型次亜塩素酸ナトリウム』という除菌成分があります。衣類や鞄の使用で気になる方はご覧ください。
→安定型次亜塩素酸ナトリウムの効果は?安全性や使い方について
Jリーグ・日本野球機構が提示している観戦時のマナー
日本の代表的な2つのスポーツで提示されている観戦時のマナーはどうなっているのでしょうか。観戦中のマナーについて、禁止されているものをご紹介します。
飛沫感染と接触感染のリスクがあるかどうかが、許容される行為の基準となっています。ここに記載のない行為でも、感染リスクがあると考えられるような行為は避けるようにしましょう。詳細はリンク先からご覧ください。
2021年1月現在、禁止される応援の行為
- 大声での声援
- 指笛での応援
- トランペット・ホイッスル等の鳴り物応援
- お客様がいる場でのビッグフラッグ応援
- ハイタッチ
- 両手をメガホン代わりにした大声での声援
- 応援タオルを振り回す
- フラッグ応援
(引用元:NPB「NPB新型コロナウイルス感染予防ガイドライン(有観客開催)〈2020年9月19日現在〉」)
(引用元:J.LEAGUE「新型コロナウイルス感染症対応ガイドライン_12月15日更新版を公開)
こうして見ると、選手へ声援を送ることが如何に厳しいかがわかりますね。
推奨される応援スタイルは?
2021年5月20日現在、推奨されている応援スタイルで共通事項は以下の2つになります。
- 拍手での応援
- 応援タオルを掲げる(NPBはタオルを左右に振ることも可能)
これらのマナーは感染状況によって変更がある場合がありますので、観戦前には以下のリンクからご確認ください。
観戦時の飲食はどう気をつける?
ここまではスポーツ観戦における感染リスクや観戦マナーについて紹介してきました。
観戦中どんなに気をつけていても、感染リスクが高まる場面があります。それは飲食の最中です。飲食中はマスクを外さなければならず、その際、ウイルスが飛散していた場合、直接吸い込むリスクがあります。
最後に、観戦中の飲食時にできる対策を詳しく紹介します。
常に手の除菌をする
会場では、座席だけではなくドアやトイレなど公共のものに触れることも多くあると思います。飲食の購入時のお釣りのやり取り、グッズ販賣で商品に触れるなど、手にウイルスが付着するタイミングが多く接触感染のリスクも考えなくてはなりません。ですから、飲食前後には手指のウイルスや菌を除菌できるようにアルコールティッシュなどを持参するようにしましょう。
アルコールの飲みすぎに注意
アルコールを飲むと判断能力が鈍ったり、ついつい声が大きくなったりする可能性があります。また、お酒の飲みすぎは免疫力を低下させるというデータも発表されています。(引用元:ヘルスUP日経Goodday30+「強い酒ほどリスク大! アルコールは免疫力を下げる」)
開放的な気持ちになっても、きちんと適量を守るようにしましょう。
※2021年5月20日現在、アルコールの販売については試合会場により対応が異なります。
回し飲みや食べ物をシェアしない
人と一緒に観戦に行った場合、ついやってしまいたくなるのが回し飲みや食べ物のシェアです。しかし、感染のリスクにつながりますので、避けるようにしましょう。
除菌グッズなどで対策する
どんなに対策をしても、不安な場合は除菌グッズなども併せて活用しましょう。スポーツ観戦であれば、携帯型の空間除菌グッズなど持ち運びやすいのでオススメです。
※あくまでもまずマスクや手の除菌などを行った上で、併用しての対策であり、グッズのみで対策が可能となるわけではありません。
携帯型の空間除菌商品は、空気中に潜む浮遊しているウイルスを除菌する働きをもっているため、吸入リスクを低下させる可能性があります。効果についてなど詳しくは後述します。
もちろん、空間除菌商品を持ち歩いていればマスクをしなくてもよいというものではなく、あくまで吸入リスクを減らすという役割のため、マスクの着用や手指の除菌は行うことが必要です。
また、マスクと併用することで吸入リスクはさらに低下しますので、マスクを着用時にも携帯すると良いでしょう。
ただし、風通しの良いスタジアムや屋外では効果が十分に発揮されない可能性があるため、使用場所には注意が必要です。
基本の対策と対策グッズを活用して楽しく安全なスポーツ観戦を
空間除菌商品は、目には見えないウイルスや菌の除菌をする商品です。
そのため、本当に効果があるのか、体に安全なのかなど気になる部分もあるのではないでしょうか。また、携帯型の空間除菌商品を身に着けるとなると見た目も気になりますよね。お洒落な見た目なものでないと、たくさんの人がいる中で身に着けるのも気が引けます。
そこでオススメ商品をご紹介します。
ナノクロシステムが販売している「エア・アンチウイルス」です。
この商品をオススメする最大のポイントは効果・安全性を実証する実績です。
日本全国の700以上の医療施設、500以上の調剤薬局で採用されているのです。また、医療機関だけでなくさまざまな企業や海外での販売実績ももっています。
また見た目もシンプルなデザインのため、私服やスーツにも合わせることができます。
エア・アンチウイルスは、空気中に潜む浮遊しているウイルスを除菌する働きをもっているため、吸入リスクを低下させる可能性があります。第三者機関での実証実験の結果が以下の表です。ウイルス・菌に対して抜群の除菌効果があることがわかりますね。先ほどご紹介した医療施設や調剤薬局での実績も、効果があってこその実績だといえます。
【実証機関】北里環境科学センター
【出典元】(社)日本二酸化塩素工業会
※ 試験は密閉空間で合理的検査方法にて行われております。一般の生活環境下での検査ではない為、ご使用環境により試験結果と異なります。
スポーツ観戦だけでなく、室内での外食時、通勤電車や屋内のイベント会場など、三密になりやすい場所に長時間滞在する場合に効果が期待できます。
最後に使用上の注意点をご紹介します。正しく使用することで本来の除菌効果が発揮されますので、ご覧ください。
- エア・アンチウイルスをポケットの中に入れたり、バッグの中に入れたりすると、二酸化塩素分子が空気中に放出されない可能性があります。何かにしまったりせずに首から下げて使用してください。
- 屋外や風通しの良い屋内では、放出された二酸化塩素分子が飛散してしまう可能性があり、使用場所には不向きです。
医療機関で採用されているエアアンチウイルスの商品説明をご覧ください。
→「エア・アンチウイルス」を販売しているナノクロシステムのブランドサイトはこちら
まとめ
新しい生活様式におけるスポーツ観戦のマナーをご紹介しました。
改めて、安全にスポーツ観戦を楽しむためのポイントを整理しましょう。
スポーツ観戦のマナー
- 体調が優れない時は来場を控える
- 大声を出さない、応援は拍手で
- タオルを振り回さない
- 時間に余裕を持ち、密を避けた行動を
観戦中の食事について
- 飲食前後は手指の除菌をする
- 節度を持った飲酒
- 回し飲みやシェアをしない
これからもさまざまなスポーツイベントが開催される予定です。わたしたち一人ひとりがきちんと感染予防をすることで、今後もスポーツイベントを楽しめたらとても嬉しいですね。ガンバレ日本!