◆カビとは
カビは地球が誕生して約45億年と言われる歴史の中で、30数億年前には既に誕生していたとされる微生物“菌”の一種です。カビは元々土の中を生息場所とし、無数の種類のカビが太古の昔から身をひそめて生き延びてきました。
現在、カビは80,000種以上確認されているといわれていますが、培養できない種類も加えるとそれ以上と言われています。しかし何故土の中で生息していたカビが、地上に出て私たちの生活空間に姿を現したのでしょうか?
その秘密はカビのライフサイクルにあります。 カビは 「微細な胞子→発芽→細胞分裂」 という流れで成長します。
菌糸が十分に伸びて成熟すると、新しい胞子を作って空気中に拡散され、動物や鳥、昆虫についたり、風によって移動して新たな場所に着床します。そしてまた「微細な胞子→発芽→細胞分裂し成長→胞子飛散」をエンドレスで繰り返すというサイクルを送ります。
つまりカビは胞子となって、空気中を自在に移動し、適度な湿気と温度、栄養のある場所ならどこでも着床・発芽・成長ができる為、私たちの暮らしに容易に入り込むことが可能といえます。