◆日本はカビにとって快適な繁殖環境
カビにとって最も快適な環境は、気温 20〜30度、湿度70%以上と言われています。この条件になるとカビは急激に繁殖をし始めます。
日本列島は北海道、東北の一部以外は温暖な気候で、海に囲まれ雨期が多いことから1年の内2/3は湿度60%以上という環境でカビにとって成長しやすい条件が整っている国と言えます。
◆カビによる健康被害
一度家の中に生えたカビを放置しておくと、カビの繁殖が進み、その家で暮らす人の健康を害することがあります。
一般的なカビの健康被害としては、「アレルギー喘息」、「シックハウス症候群」、「皮膚炎」などが知られていますが、近年では「夏型肺炎」が増えていると言われています。「夏型肺炎」 はカビの胞子が原因となる肺炎です。
カビの胞子は風通しと日当たりの悪い部屋の畳やカーペット、木などで繁殖するので、日当たりの良くない部屋では日ごろから風通しを良くすることを心がけましょう。